7月10日、30度を軽く超える猛暑の中、愛知県三河湾に面した現場では、4号機タービンの軸と軸をつなぐためのセンタリング作業が行われていました。中部電力(株)碧南火力発電所4・5号機据付工事の鈴木所長は、信念に満ちた口調で話します。
「定格出力100万kWのタンデム型タービン(高圧〜低圧タービンが一列に並んでいる)の採用は、ここ碧南火力発電所が世界初。こうした高い技術を次世代に継承するためにも、当社の若手社員を現場で育てていく。」
碧南火力発電所は、平成5年までに1〜3号機が運開し、総出力210万kWの発電所として稼動していますが、枯渇資源の有効活用と中部地区のベース発電所として安定供給の実現のために、平成10年に4号機設備、1年遅れで5号機設備(共に100万kW)の建設が始まりました。当社が世界初の設備の据付けを任されたのは、すなわち、今までの実績が認められ、信頼を生み出した結果といえます。
現在当社社員14名が現地で工事に携わり、所長・副所長・安全担当を除くと、最年長でも32歳という、若手から中堅社員を集めています。
「火力発電所でも技術の進歩は、加速してきています。我々の使命は、こうした進歩に対応できるものを次世代に残していくこと、つまり、人材の育成です。ここには、世界初の100万kWタンデムコンパウンドがあります。自分たちのノウハウを学んでもらうには絶好の機会といえます。」
当社の技術は、世代を重ねて洗練されていきます。
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