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プロジェクトの最終ランナー

インフラ施設を支える技術者集団

社会インフラ事業部:現地調整・試運転業務(以下、現調)

    官公施設、産業分野及び鉄道電源設備の安心と安全を担う
    官需・鉄道システムグループ

    ガスを供給する大規模プラントを支える

  • 社会インフラ事業部 (社F官) 現調担当(入社10年目)

    社会インフラ事業部

    (社F官)
    現調担当(入社10年目)

大規模ガス工場で、現在、入社10年目の現調担当が、受変電設備の現調に当たっています。
「2009年に始まった当現場の調整を、入社3年目の2013年から担当しています。現在行われているのは、ガス製造機械を動かす受変電設備を既設から新設へと更新する工事。東西2地区に分かれたそれぞれのエリアで順次工事が進められています」。 入社後の3年間で先輩の指導のもと、空港や鉄道の電気設備などで経験を積んだ後に担当した自身初となる大規模案件。2017年からは責任者として現場を任されるようになりましたが、日々責任の重さを痛感しています。

「設備の切り替えには機械を一旦止める必要がありますが、それが長時間に及ぶとガスが供給できない状況に陥ってしまいます。そのため、常に運用中の機器といかに連携させるか意識しながら作業に当たっています」。 そのために、仮設備を設けてそこに一旦機能を移設することで更新中は継続して負荷供給を可能とし、運用に支障が出ないよう工夫しています。既設のリニューアルには想定外の事象が発生しがちですが、乗り越えるためには既成概念にとらわれず、 柔軟な姿勢で臨むことが大切だと考えています。
スムーズに現地調整を行うには、工事担当者との連携も重要です。「工事が終わらないと、われわれ現調は作業に入ることができません。お互い限られた工期内で作業を終わらせる必要があるので、コミュニケーションを密に取り、 互いの進捗状況を確認しながら進めています。工事に遅れが生じるなど工期が逼迫した場合は、並行して試験を行わせてもらうなど、無理なお願いを聞いてもらうこともあるので、こちらの事情ばかりを優先させず、できるときは譲歩しながら、 チーム一体となって作業を進めるよう心がけています」。責任者になって3年、工事全体を掌握することで、さまざまな提案を積極的に行えるようになりました。

「工事の竣工予定は2023年で、私は最終段階まで現調を担当する予定です。ここは私が初めて任された大きな現場です。それだけに思い入れが強く、自分が試験を手がけてお客様に引き渡した設備が、実際に稼働しているところを目の当たりにすると本当に感激します。 お客様からの信頼も少しずつ実感できるようになり、『東芝さんには安心して任せられる』と言っていただくたびに、誇りと喜びを感じています。社内のプロジェクトに関わったメンバーが作り上げたモノを最終的にお客様に引き渡すために、 この大きなプラントの担当者としてさらに成長していきたいです。そのためには知識や経験を蓄え、自身を高めなければという思いが強くなりました。
現調とは、『人々に貢献している』『社会を支えている』という気概が自ずと生じる、本当にやりがいのある仕事です。今後はいままで体験したことのない現場にどんどんチャレンジして、さらにスキルを磨いていきたいです。そのためにも、まずは無事故・無災害、そし て工期厳守でこの現場を終わらせて、お客様の信頼をさらに強固なものにしていきたいと思っています」と強い決意をのぞかせました。

工場イメージ
  • このコンテンツは、2020年に取材・製作しました。

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