東芝プラントシステムの「強さ」
東芝プラントシステムのEPCC事業
プラントを建設する基本工程は、E(Engineering) P(Procurement) C(Construction)C(Commissioning)の4つに集約されます。
E Engineering-エンジニアリング-
お客様のニーズにあった企画・提案から設計(基本設計・詳細設計)
企画
お客様のコンセプトを基にシステムの概念設計を提案します。同時に環境や採算性などのシステムの実現性を評価します。
基本設計・詳細設計
基本設計を確定し、機能要求書としてプロセス設計・機器構成・配置などをまとめ、基本的なシステム構成を提案し、コストを算定します。また、詳細設計では、具体的なプロセスの成立性や必要設備(機器、配管、電気、計装、制御装置)の設計、運用操作、保守性・安全性の要件を決定します。
P Procurement-調達-
世界各国の調達先から適正な価格・品質でタイムリーに調達
調達は、お客様の仕様条件や納期、予算に合わせ、世界中から最適な機器や資材を買い付け、最適のタイミングで現場に納入する業務です。 プロジェクトの進捗や採算に大きな影響を及ぼす重要な業務で、納入品の検査だけでなく、輸送計画の立案、通関業務、各行政機関との調整等も行う、その道のプロの業務です。
C Construction-施工-
要求納期に基づき、最適な施工品質・施工技術を適用
施工
施工は、タービン発電機などの大型機器の組立、機械・配管・電気設備の据付け、建屋の建築などを担います。お客様のニーズに適う性能・品質のプラントを、納期までに最適コストで作る施工管理能力が求められます。
また、海外プラントでは、現地のコンストラクターの選定から施工管理も行います。
C Commissioning-試運転-
高度な技術力でプラントを最終確認
試運転
試運転は、プラントのお客様への引渡し前の最終調整と性能確認を行います。多くの機器で構成されるプラントでは、期待通りの性能を発揮できるか、各設備・系統、機能を対象に様々な試験を行い評価した上で、お客様に引き渡します。
当社は、試運転での性能調整に定評があり、国内外で多くのリピーターを生む信頼を築いています。
事業を通じ、社会に貢献するために
私たち東芝プラントシステムの成長を支える根底には、一貫して進めてきた「トータル・エンジニアリング体制の構築」や「人材への投資」、そしてバランススコアカード(BSC)をベースとした戦略的経営管理手法「BCM (Balanced CTQ Management)」の実践など、さまざまな要素が存在しています。
そして今、私たちは「高収益と成長を着実に実現するビジネスモデルの構築」と「イノベーションの推進」、そして「CSR経営の推進」の3つを重点施策として、さらなる発展を期しています。
事業領域の拡大、技術力の強化、業務プロセスの変革など不断の取り組みによって、私たちは成長を重ねてきました。
「人」と「社会」、「技術」と「ニーズ」は、絶え間なく変化しますが、その本質は揺るぎません。
時代や技術による社会の変化は、時にゆるやかに、時に急激に表面化しますが、本質を見失うことなく、長期的な視野をもって経営の舵をとることで、着実な成長を見込むことができます。私たちは、常に「足もと」を見失うことなく、「将来」へ向けた道筋をたどってきました。
“人”こそが、最大の財産。すべての原動力は、人が集う“現場”にあります。
現場×人間力
世界中どこでも日本品質でやり遂げる
現場には、高度な技術と、深い専門知識を持った人材が集まっています。
プロジェクトのスタートから完成に至るまでには、数百・数千の人材が携わっています。
その一人ひとりが自らの能力を活かし、互いを尊重し合うことで、巨大プロジェクトを完遂させているのです。
私たち東芝プラントシステムでは、こうした現場でリーダーシップを発揮できる「知恵」や「情熱」、「コミュニケーション能力」といった「人間力」を、何よりも大切にしています。“人材”こそが、当社最大の財産であり、成長を支えてきた“強さ”の源泉なのです。

安心・安全・品質
安心・安全をコンセプトに徹底した高品質のサービス
プラントの品質を保全するためには、何よりもまず「現場の安全」が守られることが大切です。現場の安全が確保されていればこそ、大切な人材が、安心してその能力を発揮することが出来ます。また、「現場の安全」と「品質の保全」は、お客様の社会的信頼を守ることにつながります。私たち東芝プラントシステムはこれまで、数多くの現場で「労働災害および品質不適合ゼロ」を成し遂げています。
“安心・安全・品質”を守ること……それもまた、当社の“強さ”の根底をなしています。