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やりたいことをカタチにする、だからおもしろい!

お客様の思いを「カタチ」にする技術者たち

産業システム事業部
設計・施工管理業務

    旺盛なフロンティアスピリットで100億円プロジェクトも視野に

  • 産業システム事業部

    産業システム事業部

    総合設備技術部
    ユーティリティ設備・電気グループ担当
    (作業所長・プロジェクトマネージャーほか)

 建物には躯体建築の他に、内部の電気・空調・照明・消火設備など付帯設備がありますが、当社が主に担当するのは付帯設備の「電気」の部分です。
 「産業システム事業部の技術者は設計や施工などの担当業務が厳密には分かれておらず、営業担当と一緒にお客様を訪問するところから提案、仕様の調整や見積作成、受注後の設計・施工・管理までオールマイティに関わります。

社員写真

 例えば大手ゼネコンなどでは、それぞれの担当業務が細分化され、個々のパートが集まって1つのモノを完成させていくことが多いのではないかと思いますが、当社、なかでも私が所属する総合設備技術部は、ひとりが携わる範囲が広く、項目も多岐にわたります。「電気」以外の仕事が含まれることもありますし、さまざまなジャンルの仕事ができる、と言ってもいいかもしれません」。
 最初の構想段階の「何もない」ところから、工事を経て「かたち」になり、お客様に引き渡し、設備が「動き出す」ところまで、すべてを見届けることができるのが産業システム事業部ならではの仕事の面白さだと話します。
 「更地から「かたち」ができ上がっていくさまは圧巻です。まるで、地面から芽吹いた葉が大樹になるのを見るように、自分が携わった建物ができあがっていく様子を間近で見られるのは、この仕事の醍醐味です」。

 担当する案件は、小さなビルや建物から大規模な工場、テーマパークなどさまざまですが、特殊な現場が多いのも産業システム事業部の特徴です。
「スカイツリーの最上階にある放送塔の空調設備工事では、地上634メートルの高さまではエレベータがないと上がれませんが、朝礼が終わり作業員が一斉にエレベータで現場へ移動するため、順番待ちをして現場に到着するのに1時間あまりかかることもあります。また、資材を搬入するためにはまた別の荷物用エレベータを使用しなければならず、使用予約をしても時間のロスが発生し、時間管理には非常に苦労しました」と、ときにはどうにもならないことも情報共有や工夫で乗り切ってきました。

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 「携帯電話もつながらないほどの山奥の現場などでは衛星電話を準備したり、クマなどの害獣対策のため、万が一に備えて車は2台1組で移動するなど、普段の生活では考えられないような現場を担当し、幸いクマには遭遇しませんでしたが、移動中の車に鹿にぶつかり1台が故障して動かなくなり、もう1台に乗り換えて難を逃れたこともありました。また、海外の現場では、作業所内に設置した簡易的な社員食堂に、コブラやサソリが出てきた、なんてこともありました」と、特殊な状況に驚くどころか、逆にそれも「面白さのうち」と楽しみながら仕事に取り組んでいます。
 そんなフロンティアスピリットにあふれる姿に「大変な状況であっても、彼だったらきっとやり遂げてくれる」、「経験豊富なリーダーなので『やろう』と言えば、みんなが前向きになれる」と、仲間からの信頼も絶大です。

 お客様の要望に対し、「できない」や「難しい」ではなく、「できる方法はないか」を考え、解決していくのが産業システム事業部。なかでも総合設備技術部は、できそうだと判断すれば「よし、やるぞ!」と皆が一致団結できる対応力のあるプロ集団です。
 初めて対応する内容だとしても「その経験によってベースになる技術や知見が蓄積されるので、どんな依頼にも応用が利く実力がつくかもしれません。むしろ世の中で誰もやったことがないなら、僕らがやってやろうと挑戦を楽しみます」と話します。
 「以前は100億を超えるようなプロジェクトは、当社では難しいと思っていましたが、着々と実力をつけてきているので、いずれ対応できる日がくると思います。いつかそんなプロジェクトが来たときに、当社の経営層が躊躇なく受注を判断できるような人材や実力をつけていきたい」というのが今後の目標といいます。
 「2年ほど前からオフィスがフリーアドレスになったこともあり、他部署との距離が近づいたりフリースペースなどでの交流も増え、部門の垣根を越えた情報交換が盛んになり、協力し合える素地もできてきました。こうして事業部が一体となり力を集積すれば、流れが一気に変わると思います」。100億円プロジェクトも十分に視野に入っています。

社員写真
  • このコンテンツは、2024年に取材・製作しました。

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