新規性基準対応工事での経験と技術を活かす

中国電力株式会社様島根原子力発電所2号機・地下水位低下設備設置工事

元請けとして新たなお客様と新たな事業領域に挑む

中国電力株式会社様島根原子力発電所2号機・地下水位低下設備設置工事

原子力事業部
原子力関連施設元請工事

日本国内の商業用原子力発電所は55基(2025年3月現在運転中のもの)ありますが、どれも原発メーカー3社ともいわれる東芝、日立製作所、三菱重工業のいずれかが主契約者として建設を行っています(※JVの場合なども含む)。そのうち、東芝グループは、女川原子力発電所や福島第一、第二原子力発電所、柏崎刈羽原子力発電所、浜岡原子力発電所などの20基を建設しており、当社もこの他の原子力発電所で工事に携わる機会はほとんどありません。

今回のプロジェクトストーリーの現場となる中国電力株式会社島根原子力発電所は、日立製作所が建設した原子力発電所です。再稼働に向けた新規性基準対応の安全対策として、原子炉建屋の周辺を流れる地下水を遮断するための止水壁を強化する必要があり、止水壁への水圧を逃がすために外側を流れる地下水をバイパスして海へ流すとともに、止水壁で囲んだ内側の地下水位を適切に保つための揚水井戸が新設されることになりました。

東芝プラントシステムは、建設も、また他の工事でもほとんど関わったことのない島根原子力発電所ですが、入札に参加して元請けとして受注し、新たなお客様と新たな事業領域に挑戦し、また日本の原子力の再生に向けて、2号機の再稼働(2024年12月23日に再稼働、2025年1月10日に営業運転再開)の一翼を担ったプロジェクトをご紹介します。

  • このコンテンツは、2025年に取材・製作しました。

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