地球のチカラを安定した再生可能エネルギーに

奥飛騨温泉郷 中尾地熱発電所建設プロジェクト

地元の方々に寄り添い地域に根ざした地熱発電所をつくる

中尾地熱発電所写真

カーボンソリューション事業部
地熱発電所建設工事

北アルプスの活火山・焼岳(やけだけ)にほど近い新穂高温泉・中尾地区は、槍ヶ岳、錫杖(しゃくじょう)岳、笠ヶ岳など北アルプスの山々に囲まれた自然豊かな温泉地です。

その温泉地の最奥、標高約1200メートルの山中にある「奥飛騨温泉郷 中尾地熱発電所」は、東芝エネルギーシステムズ株式会社と株式会社シーエナジーが共同で出資する中尾地熱発電株式会社を事業主とし、最大出力1,998kW(送電端)の「フラッシュ発電方式(蒸気発電方式)」による地熱発電所です。フラッシュ発電方式とは、火山地帯の地下深く掘られた井戸から噴き出す地熱流体を、「蒸気」と「熱水」に分離し、「蒸気」でタービンを回し電気を生み出す発電方式で、中尾地熱発電所では、地下から噴出する「高圧蒸気」だけでなく「熱水」を減圧沸騰した「低圧蒸気」も利用して効率的にタービンを回す「ダブル・フラッシュ方式」を採用しており、約4000世帯分に相当する電力を発電することができます。また、蒸気を使用した後の熱水は温泉として利用が可能で、中尾地区の温泉施設の「源泉」として豊かなお湯を供給する役割も担っています。

豊かな自然の景観に恵まれた新穂高温泉・中尾地区の豊富な地下資源を利用し、地元の方々に寄り添い、地域社会に根ざした地熱発電所として、東芝プラントシステムが発電設備の設計・施工を担当した「中尾地熱発電所建設プロジェクト」をご紹介します。

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