社員紹介
カーボンソリューション事業部
CS国内営業部
国内営業第三グループ
お客様と技術者のあいだに立ち
「契約」を成立させる舵とり役
営業担当(国内火力発電) #05
2015年入社
専攻:経営学部
仕事を通じて社会課題の解決を図る
近年、火力発電所は地球温暖化の原因とされるCO2を排出するため、国内での需要が減少傾向にありました。当社の火力発電事業も国内より海外、特に開発途上国などでの建設が増えていたのですが、近ごろは、発電効率を高めた高効率ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)やバイオマス燃料への転換などにより、既存の火力発電所から脱炭素化を進めた新しい発電所へシフトする動きが盛んになってきており、再び活況を呈しています。
私が現在担当している建設プロジェクトも、旧式の石炭火力発電所を解体・撤去して、世界最高水準の発電効率のコンバインドサイクル方式の火力発電所を建設するものです。先日も現地に行きましたが、既設の発電所がなくなって更地になっており、これから約4年間にわたる建設工事が始まると思うと、胸が躍りました。
私は大学の卒論で、IoTやAIなどのデジタル技術を活用して社会課題の解決を図る「スマートシティ」をテーマにしていたこともあり、社会インフラに興味を持っていました。ただ、就職活動を始めた当時は、確たるやりたいことがあったわけではないのですが、「何か大きな仕事」、「誰もができるような仕事ではない仕事」、「人と関わり合いながらできる仕事」をしたいというイメージがあり、調べていくうちにプラント業界に重なる部分が多いことに気づきました。なかでも東芝プラントシステムは、発電や社会インフラなどの事業を通じて社会課題の解決や貢献ができるなど自分の研究とも通じる部分があり、また会社説明会や面接などを通じて出会った人たちの人柄の良さもあって、入社しよう、と決めました。
入社してから関わった人たちもみなさん優秀で、誰もが真面目。仕事に対して真摯に向き合う尊敬できる人ばかりです。脱炭素社会の実現を目指すカーボンソリューション事業部に配属され、まさにイメージしていた通りの仕事をすることができています。
会社の業績を左右するほどの
大プロジェクトで感じるリスクと責任
一般に「営業職」というと、何か物を売る仕事、ノルマ達成に追われる、といった仕事内容だと思われがちですが、当社の営業が売る物は、まだ建設されていないプラントです。そのため、どんな発電所にするのか、どのような技術、作業を行うのか、工期は、設備や部材は何を使うのかなどの条件をお客様に提示し、契約書を作り上げていかなければなりません。技術担当が固めた技術仕様を確認し、プロジェクト全体を見ながら「契約書」にすることが営業担当の役目。お客様と技術者の間にたち、お客様の要望を言語化して技術者に伝えたり、逆に技術者の提案をお客様に理解してもらうよう説明を尽くすことも重要な役割で、協議のなかで費用変更に伴う見積の作成や工期・工程の調整などにも対応しながら、全体の舵とり役としてバランスよく調整する力が必要です。
また、契約を成立させるためには、お客様はもちろんですが、社内の上層部に正しい判断をしてもらうことも大切です。お客様と対面してご希望や思いなどを聞くなかで、どうしても肩入れしてしまいそうになるのですが、営業担当として、正確かつ客観的に情報を伝え、全員にとって納得できる「契約」をするためのプロセスは大変ですが、やりがいを感じます。火力発電所の建設は規模によっては会社の業績を左右するほどの金額で、数字という成果が目に見えるので、達成感もあります。何かあれば大変なことになるのでそのリスクと責任も非常に大きいですが、それほどのプロジェクトに携われていることは非常に幸運で、誇らしく思っています。
現場で学び、得た経験と自信
お客様や技術者の間にたち調整するためには、技術的な知識も必要です。私は文系出身なので、最初のころはわからないことも多く、設計や現場のメンバーに教えてもらったり、図面を読み込んで現場で再確認したりなど、必死で勉強しました。また入社2年目に山口県にある西日本支店(当時)に赴任して、電力会社向けの事業用発電所だけでなく、一般工場向けの自家用発電設備のメンテナンス事業に関わった経験が今、大いに役立っています。自家用発電設備は、事業用に比べれば規模は小さいのですが、発電所としての基本的な機能や作りは同じなので、支店から車で20分ほどにある発電所へ通い、自分が手配した設備の実物を見たり、現場の進捗などを体感して、多くを学ぶことができました。
発電所は完成したら終わりではなく、定期点検や改修などを重ねて、長くお客様に使っていただくものです。大規模から小規模まで、また建設から保全も含めて発電事業に携わったことで、広い視点で発電事業を見ることができるようになり、提案や判断をする自信にもつながっています。
学生へのメッセージ
私の現在の目標は、お客様、社内のメンバー、関係者とともに、プロジェクトを成功させることです。何もない更地から発電所が完成した姿を見たら、きっととても大きな感動が待っていると思うので、その日を楽しみにしています。
東芝プラントシステムでは大きなもの、小さなもの、火力発電所や地熱発電所などさまざまなプラントに関わることができる会社です。「電気」という目に見えないものを扱っているので、馴染みがないかもしれませんが、その分、他社ではなかなか経験できないこともたくさんあります。
「電気」に関わる事業は社会・生活には必要不可欠で、今後も発電所の建設や更新、コンバインドサイクルやLNGなどへの改修、電力需要の高まりと老朽化対策で活況な変電事業、水素エネルギーやCO2分離回収(CCUS)といった新技術など、将来性も高いので、ぜひ、みなさんの若い力を貸してほしいと思います。