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社員紹介

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原子力事業部
原子力プラント総合設計部 配管・配置設計第一グループ グループ長

国のエネルギー政策と、人々の安全を最前線で守る意義ある仕事を、若い人たちにつないでいきたいと思います。

設計担当 #03

1992年入社
大学卒(専攻:精密機械工学)

「新規制基準」に則した安全を実現するために

私は今、原子力事業部 原子力プラント総合設計部 配管・配置設計第一グループのリーダーとして、社員および派遣社員、そして協力会社から常駐しているメンバー約100名の指揮を執っています。

ご存知の通り、原子力発電をめぐる状況は、2011年3月の東日本大震災に続く、福島第一原発の事故を機に一変しました。鹿児島にある川内原発以外、すべて運転を停止している状態ですが、私たちの職務が途絶えた訳でありません。

あの事故以来、政府および原子力規制委員会は、慎重に検討を重ね、実用発電用原子炉の「新規制基準」を、非常に厳しく定めており、厳密な適合性検査を行っています。私たちは今、その「新規制基準」に応じた安全を確保するための設備工事に取り組んでいるのです。

原子力発電所の各装置を活かす「血管」の設計・配置

私たちが携わる、原子力発電所の配管・配置設計とは、たとえて言えば「血管」を作るような仕事です。

原子力発電所内に設置されたさまざまな装置は、お互いをつなぐ配管の良し悪しによって、発揮できる性能が変わってしまいます。そして、新規制基準に応じた耐震設計の難しさ。原子炉付近の高温に耐え、基準地震動も満足させる技術的要求水準の高さ。どこをとっても、非常に高度なエンジニアリングが要求されます。
そして、私たちには、その要求に応えて、現場を支えている自負があります。

私たちは、このエンジニアリングのノウハウを、より多くの若い人たちに伝えていかなければなりません。原子力発電所が今後、どのようになるか、国の判断までは分かりませんが、仮に廃炉にするとしても30年以上の道のりが待っています。いずれにしても、確かな技術を持って現場を支える人材が必要なのです。

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いかにして、若い人たちを早く育てていくかが、私たちのチャレンジ

私自身、今までに多くの後輩に教えてきました。その中で強く実感しているのは、「大成する人は、常に探求心を絶やさず、前向きに成長する心を持っている」ということです。

入社して1〜2年では、右も左も分からないことだらけだと思います。原子力発電所は、プロジェクトの規模が非常に大きく、作業も細分化されていますので、自分の仕事がどのように全体に貢献しているのか、まったく想像できない時期もあるでしょう。

しかし、3年目に入り、より多くの技術を覚え、資格を取得し、後輩を率いる立場になると、また一段成長することが出来ます。「人に教える」ということは、教える本人にとっても、大きなチャンスなのです。

そのほか、体系的な教育プログラムの開発も進めています。
その意味では、私の部署には成長のチャンスが数多く揃っていると思います。いかにして、若い人たちを早く育てていくか。それが、今の私たちのチャレンジでもあるのです。

学生へのメッセージ

私たちの仕事は、国のエネルギー政策を、最前線で支える仕事でもあります。社会的意義は大きく、プラントエンジニアリングとしても、非常に取り組み甲斐のある世界です。
志ある若い人たちが入社してくれることを、一同期待しています。

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