CO-WORKER

社員紹介

写真

原子力事業部
原子力機械システム設計部 機器開発グループ

燃料取り出しの最前線を担うために
高い専門性を身につけられるよう
日々奮闘しています!

設計担当 #07

2019年入社
大卒(専攻:工学部機械工学科)

未開拓な廃炉プロジェクトに将来性を感じて

私が所属している機器開発グループは、福島第一原子力発電所の廃炉プロジェクトのうち燃料取り出し作業で用いられる遠隔作業用のマニピュレータ、建屋内等に溜まっている放射性物質を含む水(汚染水)を移送するための設備、作業用の付帯設備などの機器設計を行う部門です。マニピュレータとは、高線量な環境で作業員が近寄れないエリアにおいて、遠隔操作により物を掴む作業を行う腕型ロボットで、製品に細かな指先機能を持たせるなど、現場のニーズに合わせカスタマイズしていきます。汚染水対策として使用する機器は、現場の状況に合わせて設計、調達し、現場に据え付ける施工までの全ての業務に我々は関わっています。

もともとものをつくることに興味があり、大学で機械工学を学んだことで、卒業後は機械設計の仕事ができる会社に入りたいと考えていました。最初は特に業界を絞らず、さまざまな会社について検討していましたが、当社のOBによる企業説明会でプラント業界の存在を知り、俄然興味が湧きました。なかでも強く惹かれたのが、原子力発電所の廃炉プロジェクトという仕事です。

廃炉というと危険な仕事という印象があるかもしれません。私も当初はそうでしたが、話をよく聞いてみると、放射線管理が極めて厳重で、緻密な対策が徹底されている。それまでのイメージとギャップがあることを知り、安心感を持つことができました。廃炉プロジェクトは世界的に未開拓な分野ですから、そこに携われるのは大変名誉なことですし、なにより地域の方々の生活にも寄与できる社会貢献につながる仕事である。そう考え、「働くならここしかない!」という気持ちで当社の原子力事業部を志望しました。

人材を育てる仕組みが整っている会社

業務の大まかな流れとしては、受注後にお客様と打ち合わせして、機器の仕様を検討。実際に設計をする前には現場調査を行い、現場の方々、ベンダーとともに詳細を詰めていきます。その後、検討した内容を図面に反映し機器を製作。物によってはモックアップを行って実際に動くことを確認してから出荷し、その後現場で据え付けます。

ただし、現実にはこの流れ通りにことが運ぶとは限りません。なぜなら、東日本大地震の事故により建屋内の状況がはっきりしないことがあるのです。現場を見ないと質感やサイズ感がわからないものもあるので、事前に現場調査を行いたいところですが、コロナ禍にあってはままなりません。現在は、内部を知っている先輩に話を聞いたり、現場の方々に測定や写真の撮影をお願いするなど、関係各所と連携を取りながら作業を進めています。

もどかしさを感じることもありますが、こういうときこそ自身のレベルアップを図る絶好の機会だと捉え、必要な資格を取得するための勉強などに励んでいます。そうした学びの場を設けてもらえたり、困ったときになんでも相談できる先輩が身近にいてくださる、人材を育てるところに力を入れてくれる会社であることを日々実感しています。

写真

目の前で繰り広げられる国家プロジェクトの世界に興奮!

入社1年目のときはなにもわからず、先輩に言われたことをやるので精いっぱい。それが2年目のいまは、「この業務をこんな感じでお願いします」と仕事を任される機会が増えました。仕事の難易度が上がり戸惑うこともありますが、自分でスケジュールを立て管理するなど、仕事を主体的に動かせるようになって、少しずつ手応えを感じています。

廃炉プロジェクトは非常に専門性の高い仕事で、当社の場合、長年積み上げてきた独自の技術を有しています。東京電力ホールディングス(株)ウェブサイトに福島の廃炉への軌跡が紹介されていますが、そこに掲載されているロボットや、実際に行われている業務には、身近な先輩が数多く関わっています。そうしたものに触れさせてもらえるのは、関係者だからこそ。ニュースなどで見聞きする国家プロジェクトが目の前で展開されているわけですから、興奮しないわけにはいきません。

最近では後続機の改良など、現地で使用される機器の設計に携わるようになり、自分が作成した設計図面をお客さまに説明する機会も増えてきました。会議にも参加し、議事録も書かせてもらっていますが、まだまだわからないことが多く、メモを取ったり調べたりと、足りない知識を埋めることに日々奮闘。それだけに、専門用語が飛び交うなか、仕事を前に進めていかれる先輩方の姿には本当に憧れます。

廃炉に技術者として携わりたいと思って入社した東芝プラントシステム。一人前になるにはまだまだ時間がかかりそうですが、専門知識を身につけ、最終的には「廃炉のことならこの人に聞け」といってもらえるような技術者になりたいと思っています。

学生へのメッセージ

当社は社員のやる気をなにより尊重してくれる会社です。専門知識がなくても、初歩的なところからていねいに教えてもらえるので心配無用。まずは「これがやりたい!」という気持ちをぶつければ、会社は必ずあなたの思いに応えてくれますよ!

Webからのお問い合わせに関する留意事項
お問い合わせいただくお客様の個人情報は、SSLによって暗号化され保護されます。
SSLに対応していないブラウザをご利用の場合や、FireWall等の設定により企業内ネットワークから当該ページにアクセスできない場合がございます。ご了承下さい。
お問い合わせ記入フォームは、株式会社東芝と東芝デジタルマーケティングイニシアティブ株式会社が運営するホームページお問い合わせ対応システム (http://webcoms.jp)を使用しています。