社員紹介
カーボンソリューション事業部
カーボンニュートラル技術部
CNプラント機械技術第二グループ
「電気」というインフラに携わることで
社会に貢献したい
設計担当(機械設備) #08
2014年入社
専攻:工学部機械工学科
実践の場で知識と経験を増やし成長する
火力発電所は、簡単にいえば、『火を焚いてボイラーで蒸気を発生させ、その蒸気でタービン(羽根車)を回し、その回転を利用して発電機で電気エネルギーに変換する』ものです。私はそのうち、ボイラーから蒸気が送られてきた後の過程、タービンや発電機などの機械やその周辺の配管、電気設備などの付属機器の基本設計を担当しています。
ボイラーで焚く燃料は、ガスや石油、石炭が多いのですが、私が携わっているのは間伐材や廃材、農業残渣などの「バイオマス」を使う発電所です。燃焼時にCO2を排出しても大気中の総量は増えない「カーボンニュートラル」な燃料として注目されており、持続可能な温暖化対策としても注目されている発電方式で、発電量は150MW(15万kW)※以下なので中小型クラスに分類されます。電力会社向けの大型火力発電所などに比べて規模は小さいですが、その分、当社が携われる範囲も広く、お客様のニーズに合わせた設計や施工ができるので面白さとやりがいがあります。
※150MW=一般家庭約5万世帯分に相当
私は愛知県出身で機械工学を専攻していたので、ほとんどの学生が自動車メーカーを志望するという環境だったのですが、エネルギー関係や流体工学・電子工学などの研究を進めるなかで「プラントエンジニアリング」という仕事を知り、さまざまな機械を組み合わせて巨大なプラントが作られているということに興味を持ちました。そして、生活に欠かせない電気というインフラに関わることで社会に貢献できるという点でも魅力を感じ、東芝プラントシステムへの入社を決めました。
機械工学出身なので入社当時は電気の知識も乏しく、本当に発電所を作れるようになるのだろうかと不安もありましたが、社内には直属の先輩をはじめ多くの専門家たちが揃っており、机上の学問としてだけでなく、実践で学び、経験させてもらうことで、知識も増え、成長できているという実感があります。
若手の意見も尊重してもらえるフラットな職場
現在、私が担当している業務は、個々の設備や機器などをとりまとめ、発電所として機能させるための全体設計です。電気だけでなく水や蒸気、計装などさまざまな知識が必要となるので自分ひとりでは太刀打ちできません。先輩たちに教えを請いながら検討を進めていくのですが、なかには専門家として職人気質の人もいて、新人の頃は質問したり、電話で問い合わせるのも躊躇することもありました。でも、教えてほしい、知識を増やしたいという一心で質問し、会話をすることで信頼関係もでき、今では何でも聞ける、教えてもらえる仲間です。
みんなが良い発電所を作ろう、目指そう、と思っているので、技術的にどれが正解かを探していく過程では、新人・ベテランといった区別はなく、意見を言い合えるフラットな組織で、新人や若手の意見でも正しければ「そうだね」と受け入れてもらえます。
部門を超えても同様で、技術部として判断をしなければならない場面なども多くあるのですが、経緯縁豊富なベテランの方であっても「どうする?」とまずは私の意見を聞き、尊重してくれます。一方で、もし判断ミスがあれば、後の手配や工程にも大きな影響を与えてしまうことにもなるので責任は重大ですが、機器を据え付け、試験・試運転を経て、お客様に引き渡したときに「ありがとう」と言われるのはうれしく、やりがいを感じています。
多くの人と関わりチームで発電所を作る
発電所建設の全体工程のうち、私の担当業務である基本設計は上流にあたります。プラントの根幹にあたるパートなので、リーダーシップをとって決断したり、後工程を引っ張っていかなければなりません。そのためにはコミュニケーション力も必要です。社内だけでなく、お客様、機械メーカー、官庁や消防など多くの関係者と関わり、それぞれの要望や状況を把握して調整しなければ工事をスムーズに進めていくことができません。
かつての私はコミュニケーションがあまり得意ではありませんでしたが、社会人になり、色々な人たちと関わり合うなかで、スキルアップできたかな、と思います。
一方で、コミュニケーションの質については課題もあります。私の所属部門では出社と在宅が半分くらいのハイブリッド勤務になっており、月曜日と金曜日を出社日としているので、直接会って話をすることができるのですが、他の部門の人たちとは電話やリモート会議でやりとりすることが多いため、物足りなさを感じることがあり、資料や話し方などで工夫をしながら、最善の方法を模索しているところです。
私の通勤する京浜事業所は電車の本数が非常に少なくてちょっと不便なところにあるため、在宅勤務であれば通勤時間なく仕事ができ、子どもの送迎や休憩時間に世話ができるなどのメリットも大きく、出社と在宅の良い面を活かして上手に仕事を進めていきたいと考えています。
学生へのメッセージ
仕事をするうえで失敗やトラブルはつき物です。ひたすら真摯に目の前の仕事に向き合い、失敗も経験として積み重ねていくことが成長につながると思っています。
「こうしておけばよかった」、「こんな方法もあった」という反省を経て、次第に課題が見えるようになり、「ここは注意が必要」、「準備しておかなければ」などだんだんと先を見通した対応ができるようになってきました。
失敗することはつらいし、悔しいですが、この経験があったからこそ得られるものもあり、後輩のみなさんにも、「失敗をするかも」と尻込みすることなく、行動してみてほしいと思います。
自分が設計した機器や設備が、最後に発電所という形になり、発電までたどり着けたときは、それまでの苦労が何倍もの達成感に変わります。電気で社会に貢献できる面白くやりがいのある仕事なので、興味のある方はぜひ当社に来てください。