社員紹介

カーボンソリューション事業部
CSシステム設計部
計装制御設計グループ

何十年も時代を超えて使われる発電所を作る

設計担当(計装) #10

2018年入社
専攻:機械工学

設計担当(計装) #10

プラント全体を俯瞰する設計者として

私が担当しているのは発電プラントのなかで、「計装」といわれる温度や圧力を計測して発電プラントの運転状態を正確にモニタリングし、安定的に制御するためのシステムの設計です。当社がかかわる発電プラントは、電力会社などの大型火力発電所から一般の工場向けの自家発電設備、地熱などの小型発電所まで規模もさまざま。内容もEPCCといって設計から施工、試運転まですべて対応する新規建設プロジェクトから、数年に1度行われる定期点検に合わせて行われる改良保全・メンテナンス業務などもあり、いろいろな形で「発電所」に関わっています。 ※EPCC:Engineering(エンジニアリング)、Procurement(調達)、Construction(建設)、Commissioning(試運転)

入社後、メンテナンス業務を担当しながら、少しずつ「発電所」を理解し始めていた矢先、釧路火力発電所の新規建設プロジェクトに計装の主担当として携わることになりました。当時はまだ入社2年目で経験も浅く、社内外でも注目されているプロジェクトということでプレッシャーもあり、正直にいえば不安を感じながら、一方で「新しい発電所を作る」ことにわくわくしながら仕事に取り組んでいました。初めて目にする計測機器や制御機器もあり、それらの設置や配線に関わることでプラント全体が理解できるようにもなり、工程も順調に進んで完成も間近となったころ、最後の試運転のフェーズで、現地で試験・試運転を行っているメンバーからトラブルが発生したとの連絡が入り、急いで飛行機に飛び乗りました。

設計担当(計装) #10

電話では、起きている事象や断片情報などを聞くことはできても、設備がどのような状態なのか、原因は何か、どう解決していくのかは、実際に現場を見てみないとわかりません。トラブルが起きている箇所だけでなく、発電所というシステム全体を俯瞰して対応方法を考えられるのは、設計者として全体に関わっている自分にしかできないため、先輩たちに助言してもらいながら色々と試行錯誤して解決策をたてていきました。

当時は無我夢中でしたが、今考えてみるとこの経験がその後の仕事に多いに役立っていると感じます。現場にあまり行かない設計者の人もいますが、私は「現場を見ること」の大切さを身をもって実感したので、今でも何かあったとき、困ったときは、現場を見て判断するように心がけています。

先人たちの思いと技術を受け継ぐ

就職活動をしていたときは「何か大きな仕事」、「刺激がある仕事」をしたいと考えており、プラント業界に興味を持ちました。何社か検討するなかで、東芝プラントシステムの本社に職場見学に行った際に、火力発電所の仕事や人事担当者の印象が良く、入社したいと思いました。東芝プラントシステムには4つの事業部があり、同じ「発電所」でも、原子力もあれば火力、太陽光発電所など事業領域も広いので、希望していた「大きな仕事」、「刺激がある仕事」ができています。

新設の発電所建設だけでなく、既設の発電所のメンテナンスも重要な業務です。私が担当した発電所のなかには、私が生まれるずっと前、1970年代に建設され、50年以上にわたり稼働している設備もあり、当時の設計者やエンジニアたちの技術力を思うと胸が震えます。そして、この大切な設備を壊さぬようきちんとメンテナンスを行い、今後もお客様に長く使ってもらいたいと思いながら業務を行っています。

私が設計した発電所も、この先、何十年も使われていくはずなので、先人たちにも、またこれから先、メンテナンスに携わる後輩たちにも恥ずかしくないように、技術者としてプライドをもって仕事をしていきたいと思っています。

トラブルも成長するためのステップ

プラントエンジニアの仕事は、どちらかといえば裏方。派手な仕事ではなく、地道な積み重ねが最後になってようやく形になる仕事なので、道のりの途中でめげそうになることもあります。先日、入社して間もないころに担当した発電所を再訪したのですが、なつかしさとともに、あの頃、右も左もわからず苦労した自分に、「大変な思いをして乗り越えたからこそ成長できた」と教えてあげたくなりました。今考えれば、あの頃の苦労なんて「たいしたことじゃない」と思えるのですが、それも色々な経験を重ねてきたからこそなんだと思います。

設計担当(計装) #10

問題や不具合が発生しないように万全の準備をしていたとしても、やはり現場では何が起こるかわかりません。何か起きたときは、「また新しい経験、知見が増える」とステップアップの道だと思うようにして、真摯に誠実に取り組むようにしています。

現在、既設のLNG火力発電設備を廃止して最新鋭の高効率コンバインドサイクル機に設備を更新するプロジェクトを2024年から担当しています。出力60万kWの発電設備を3基、約5年かけて建設していく大プロジェクトで、2030年に運転開始となる予定です。世界最高水準の発電効率を目指して建設されている発電所に技術者のひとりとして関わることができ、やりがいを感じていますし、先輩たちのように、高品質でお客様に長く使っていただける発電所を作りたいと思っています。

学生へのメッセージ

当社では、最近、出張手当が改善されて、長期出張時に自宅へ帰省する際の旅費支給回数が増えることになりました。これは社長みずからが「現場で働く社員の働き方や環境を改善しよう」と制度が変更されることになったそうで、社内でも好評ですし、当社が「仕事もプライベートも大切にできる会社」である一例だと思います。

「プラント」という言葉は、一般の人にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、電気という生活にも身近な、でもスケールの大きな仕事ができる会社です。興味をお持ちの方はぜひ話を聞きに来てください。

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