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社員紹介

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カーボンソリューション事業部
CSフィールド建設部 施工グループ

多くの人々の知識と経験を結集して火力発電所の建設に挑む。
夢は女性初の所長として、工事を丸ごと任されること。

施工管理担当 #01

2016年入社
高専卒(専攻:機械工学科)

何ごとも「やってみろ」と挑戦させてくれる社風

生活に欠かすことのできないインフラである火力発電所。そこで電気を作るためのあらゆる設備を正確に据え付けるのが私たちの仕事です。施工管理担当として初めて出張したのが、既存の火力発電所の設備を定期点検する工事。定期点検といっても、稼働中の発電機を停止させて分解する大掛かりなもので、点検や修理を実施して、再び元の形に組み上げて試運転を行い、引き渡すまで、工期が数年に及ぶケースもあります。

私は現場での作業を管理する業務に携わりながら、その習得を目指してきました。最初は先輩について、作業員の方々と一緒に、図面の見方や作業の方法などを学んでいきます。当社では新人に対して、何ごとも「やってみろ」と挑戦させてくれる社風。初めて行う業務ではミスをすることもありますが、周囲がしっかりとフォローしてくれる体制が整っています。現場で機器を設置するために、その正確な位置を決める「墨出し」という作業で、間違った位置に墨出しをしてしまったことがあります。先輩がすぐさま正しい指示を出して、フォローしてくれました。そうした失敗を経験すると、次には同じ間違いをしなくなります。

発電設備はあまりにも巨大で、これを分解点検したら、本当に復元できるんだろうかと、最初は不思議に思うほどでした。それだけに、すべての工程を経て無事故で引き渡しが終わると、涙が出そうなほど感動しました。

新たな火力発電所の建設にチャレンジ中

現在は、製鉄所内で新たに建設中の火力発電所を担当しています。総出力70万キロワットという大型の発電施設です。それまで何もなかった場所に機器が次々と搬入されてきて、これから発電設備を据え付けるんだと思うと、とてもワクワクします。

発電所の心臓部であるタービンが「主機」と呼ばれるのに対して、私が担当するのは「補機」と呼ばれる周辺機器・設備。100トンを超える巨大な機器を、100分の1ミリレベルの精度で据え付けるという、非常にハイレベルな工事を行っています。その精度をつねに達成するのはとてもシビアな作業ですが、だからこそ面白く、チャレンジする甲斐があります。

業務を通じて痛感するのが段取りの重要性。計画が甘ければ、それをカバーするのに大きな労力がかかってしまいます。そんな状況に陥らないように、何を準備し、どのような手順で進めればいいのか、つねに考え続けなくてはなりません。経験がものを言う世界なので、現場に出てまだ間もない私には、解決できないことが数多くあります。まずは、自分の考えで自由にやらせてもらえますが、思い通りにいかず悔しい思いをすることも。今はその日の計画を終わらせるのに、とにかく必死です。

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多くの人と関わりながら、モノをつくり上げる魅力

巨大な火力発電所を造り上げるのは、多くの人の力を結集して初めてできる技。さまざまな人と関わりながら仕事ができるのも、この仕事の魅力です。周囲には先輩や上司だけではなく、協力会社にも経験豊富なベテラン技術者が多く、その知識や経験を活かすのはとても重要です。工事が進まないときは、その方々とどうすればうまく工事を行えるのか、常に相談しながら進めています。相談しやすい関係を作るために、仕事の合間には協力会社の皆さんと積極的に会話しながら、お互いに顔を覚える努力もしています。

入社1年目は内勤で、現場に関わる事務処理に携わりながら、火力発電の仕組みや技術に関する研修を受けていました。もともとモノづくりが好きだったので、デスクワークをしながらも、早く現場での仕事に携わりたいという思いを、強く抱いていました。自動車整備士である父を超えるような、大きなモノづくりに挑戦したいと考えて選んだこの仕事。まだまだ道のりは遠いですが、将来は火力発電所の施工を担当する女性初の所長として、発電設備を丸ごと一つ完成させてみたいですね。

学生へのメッセージ

当社では女性のエンジニアも増えてきました。女性の施工管理担当として、現場で仕事をする上では、体力面で男性に追いつかないこともあります。でも、その点は周囲も理解してしっかりとカバーしてくれるので、安心して仕事に取り組むことができます。男女に関係なく真面目に仕事をしていれば、周囲もそれに応えてくれるので、とても恵まれた環境だと思っています。

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