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社員紹介

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原子力事業部
原子力建設部 建設第二グループ

核融合、加速器、重粒子線がん治療装置など、
科学技術の最先端分野に挑戦しています。

施工管理担当 #02

2016年入社
大卒(専攻:生産システム工学系・機械工学コース)

原子力を使った最先端領域のプラントを担当

原子力は発電ばかりではなく、さまざまな研究開発や医療などの分野でも利用されています。たとえば、新たなエネルギーとして期待される核融合の実験設備、素粒子物理学の基礎研究などで使われる加速器、がんを撃退する日本初の重粒子線治療装置など、新しい世界を形作っていくための技術開発分野です。私が所属する部署では、そうした原子力発電所以外の原子力関連施設や研究施設を対象に、設備の工事計画を立てて、実際の工事の施工管理を行っています。

配属された当初は、科学の基礎研究の最先端で使われる、実験用プラントの担当になったことに驚きました。最先端分野を支えるための、当社にしかできない技術にチャレンジして、自分自身も成長していきたい。それが仕事へのモチベーションになっています。しかも、どれ一つとして同じものがないプラントに携わることができるのは、とても大きなやりがいです。

これまで担当したのは、日本原子力発電研究開発機構J-PARCセンター内にある原子や原子核を調べるための世界最高性能・最先端の加速器研究施設の増強。そして、那珂研究所内にある日本と欧州が共同で実施するプロジェクトの核融合実験装置の建設業務に携わってきました。具体的には、工事計画やスケジュールを立案し、作業手順、工法の検討、必要な資材の準備、見積り等を行います。さらに、据付工事の現場で作業を行う協力会社の方々に指示を出し、工事の管理をし、試験・検査とその後の試運転、引き渡しまでトータルに行う役割を担っています。作業員の安全を守ることも大きな使命です。

現場は計画通りにいかないからこそ面白い

設計や事前に検討した図面にしたがって、プラントを形にするのが私たちの仕事です。しかし、現場の状況によっては、どうしても図面通りにはいかない部分が出てきます。とくに、実験用プラントは一つひとつが特殊な装置であるだけに、想定外の状況が起きることがあります。各種装置や機器、配管などを図面通りに組めば終わりだというのは、甘い考えでした。

たとえば、巨大な装置を設置する場所は確保されていても、周囲が精密な機器類に囲まれていて、作業やアプローチスペースが非常に狭いケース。どうすればうまく施工できるのか、その手法を検討し、時にはその作業だけに使用するためのオリジナルの工具を考案して、製作することもあります。「これが工事というものなのか」と驚くとともに、いかに柔軟に対応するかが技術力だと考えたら、やりがいの大きさを感じます。

現場で判断すべきことが多いのですが、最初はどうすればいいかわからず、先輩にくっついて覚え、その後、自分で判断する訓練を重ねていきました。自分で考えて相談することを繰り返すうちに、次第に自分の考えが先輩たちの考えと一致することも増えてきました。そんな時には自分の成長を実感することができます。

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「彼に任せれば大丈夫」という存在を目指す

私も今回、一つの現場をひとりで任せてもらうことができました。始まる前は不安と期待が入り混じっていましたが、現場が始まり多くの場面を経験し、不明点があれば先輩や上司と連絡をとって相談し、解決していきました。しかし、ひとりで現場に出て感じたのは、自分でその場の状況を判断し、決断していかなければ現場は進んでいかないということ。いかなる状況をも乗り越えて、最後の調整を行い、無事に装置が動いて笑顔で喜んでくれるお客様とともに工事が終了したときは、大きな達成感と喜びがありました。自分がこれから仕事をしていく上で、大きな自信につながっていくと思います。

最先端の科学技術分野で、日本が世界の最先端を走ってこられたのは、当社のように非常に高い技術力で、プラントを構築できる会社があってこそ。そう考えると、そのなかで自分も仕事ができるということに、身が引き締まる思いがします。周囲には、その見本となる先輩ばかり。私も早く経験を積み、技術や知識を習得して、少しでも早く「彼に任せれば大丈夫」という存在になりたいと考えています。

学生へのメッセージ

プラントエンジニアリングは、さまざまな人の力を合わせて進めていく、とてもスケールの大きな仕事です。自分一人ではできないこともたくさんありますが、周りの人々とのコミュニケーションを大切にし、協力して真摯に取り組めば、必ず前に進んでいきます。当社でしか感じることができない仕事のスケールや達成感を、一緒に味わいましょう。

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