飛行場航空灯火監視制御システムで空港の安心・安全に貢献
若手担当者の目標

社会インフラ事業部
社会インフラエンジニアリング部
官公施設設計グループ
若手設計担当(入社6年目)
蓄積した技術を継承して、空港の安全を守る若手を育成する
灯火監視制御システムは15~20年で更新。今後その頻度も増えていく状況に対応するには、既設システムの知識が不可欠です。長期にわたって使用されるシステムだけに、非常に重要になるのが技術の継承です。灯火監視制御システムの開発はいま若い世代へと受け継がれています。若手設計担当はこう言います。
「機器にトラブルがあった場合、どの機器がダウンしたのか異常を検知し、監視システムにアラームを表示するソフトを設計しています。設計業務では、上司のシステムづくりへの姿勢に影響を受けています。与えられた仕様にただ従うのではなく、そのシステムが本来どうあるべきかを自ら考える意識が強く、それがとても勉強になります。灯火監視制御システムにずっと関わってきたプロの指導を受けていることも、自分の自信につながります。その知識やノウハウを伝承する意識を大事にしていきたいですね」
社会的な影響力が高い仕事に参加できていることに大きな責任感とやりがいを感じていると設計担当は胸を張り、今後もシステムづくりに挑戦していく考えです。

グループ長から若手まで参加する、PLCの実機を交えての打合せ

社会インフラ事業部
社会インフラエンジニアリング部
官公施設設計グループ
若手設計担当(入社3年目)
知識やノウハウの伝承については、もう一人の若手設計担当も口をそろえて言います。
「私が担当するのは停止線灯システム(STBL)の設計です。当社がこれまで培ってきたノウハウに従って開発すれば、安全も担保できるので、早く使いこなしたいと考えていますが、理解するのに時間がかかることもあります。上司から日頃指導されるのは『わからないところはすぐに質問して、わからないままにするな』ということ。私たちが作っているのは空港のインフラであり、ミスがあれば重大事故につながりかねないことを肝に銘じて、学び続けていきたいと考えています」
先進の技術も、過去のシステムの延長線上にあるので、脈々と受け継がれてきたやり方や成果を継承していきたいと、若手設計担当は感じています。
多くの空港が今後さらに大型化するのに伴い、システムの規模も拡大し拡張性が求められています。重要な交通インフラの安全を支えているシステムだけに、何か異常があれば即座に対処しなければなりません。安全で信頼性の高いモノづくりにはプレッシャーもあります。しかし、それを上回る大きな使命感と、重要な業務に携わる誇りを持ちながら、開発はこれからも続いていきます。

停止線灯システム(STBL)の開発を手掛ける若手設計担当
- このコンテンツは、2019年に取材・製作しました。