人々の快適な暮らしと命を守るための下水道施設

私たちの生活に欠かせない重要なライフラインのひとつ、下水道施設。水質保全を図るために家庭などから排出された汚水を浄化して川や海に放流したり、道路や宅地に降った雨水を速やかに河川に排除し、街を浸水から守るといった役割を持ち、生活環境を安全・快適に保つために不可欠な存在です。下水道施設は、下水道管、ポンプ所、水再生センターの３つからなり、このうちポンプ所は、台風や豪雨のとき、地盤の低い地域にある家屋等が浸水しないよう、マンホールなどに溜まった雨水をポンプで素早く汲み上げ川に流したり、汚水をきちんと水再生センター※1へ送る役目を担っています。
東京都には数多くのポンプ所が設置されており、都民の安全で快適な暮らしをしっかりと支えてきました。これらの施設では設備の更新や雨水排水能力の増強を図るなどの再構築工事が計画的かつ効率的に推進されています。このような計画のもと、現在、ポンプ所設備の再構築工事に当たっているのが、当社の社会インフラ事業部のメンバーです。ここでは、市民生活を守るために奮闘しているメンバーたちの取り組み、そして想いについてお伝えしていきます。
※1　水再生センター：東京都内にある下水処理場